海外MBA, DBA学位取得サポート
コンサルティング

実績と信頼の
Executive Japan Inc.
(株式会社エグゼクティブ・ジャパン)
国境を超える高等教育専門コンサルティング(MBA, DBA、PhD)
益々ビジネスのグローバル化、スピード化が進み、世界共通言語を習得する必要性が増してきた。世界は、高学歴化しMBA及び修士号取得者は当然で、更にはDBA(経営管理学博士号)取得者の企業からの希求も増加。
国境を越える高等教育の日本でのトップコンサルティング。
Trans-National Higher Educationの先頭を走る英国では世界中に高等教育プログラムの輸出をしています。英国に行かないで英国のQualification受講者は70万人、アジアでも30万人いると言われている。当社は英国MBAコースにTopUpできるPGD (大学院科目課程) QUALIFIのCertificateを取得できる日本での公式なセンターとなってました。またMBAだけではなく英国国立大DBA,ポーランドDBAなどの博士コースも運営いたしておりました。
2024年6月1日以降、(株)エグゼクティブ・ジャパン配下のExeJapan Businesss Schoolの英国MBA,DBA, ポーランドDBAは(株)Higher Education Japanに事業譲渡いたしました。
ご興味ある方は下記へご連絡ください。info@exejapan-bs.com
なお国境を超える高等教育コンサルティング部門は継続です。
日本の大学院の「MBA」表記の制度的問題とその不適切性。
殆どの方が勘違いしている事実。
日本の経営系大学院では「MBA(Master of Business Administration)」という学位表記が広く使用されているが、これは制度上の正式な学位名称ではなく、法的根拠を持たない便宜的な呼称に過ぎない。日本の学校教育法および学位規則(昭和28年文部省令第9号)では、学位は日本語で表記されることが定められており、「MBA」という英語表記は正式な学位名称とは認められていない(文部科学省, 2023)。
特に専門職大学院(ビジネス・MOT分野:早稲田、一橋、グロービスなど)においては「〇〇修士(専門職)」が正式な学位であり、「MBA学位を取得できる」との表現は制度上誤りである。文部科学省も明確に、「『MBA』等の英語名称は正式な学位名称ではない」と明言しており(文部科学省高等教育局, 2003)、「MBA学位取得」などの表現は、あたかも国際的に共通する学位であるかのような印象を与えること自体が誤解を招く不適切な情報提供である。
このような表現が使用される背景には、AACSB、EQUIS、AMBAなどの国際的な民間認証機関の存在がある。これらの認証は教育の質を保証する役割を果たしているが、国家による公的な学位認定制度とは異なり、学位の法的効力を定めるものではない(Thomas & Wilson, 2011)。したがって、これらの認証を理由に「MBA」という表記を制度上正当化することはできない。
また、専門職大学院における進学説明会や大学案内等でも、「MBA」という略称が大々的に使用される事例が多いが、これは学生や社会に対する誤認を助長しかねない行為であり、学位の公的性格を曖昧にするものであるという批判も根強い(吉田文, 2015)。実際に、一部の教育関係者や大学関係者からは、「正式な学位名ではなく、あくまで便宜的な呼称である以上、広報においては正式な日本語学位名を用いるべき」との指摘がなされている。
このように、「MBA」という表記の使用は、日本の法制度上および学位制度の観点から見て明確な齟齬が存在する。今後、日本の経営系大学院が学位の質的保証と国際化を両立させるためには、制度的な正確性を損なうことなく、学位の名称や表記のあり方について抜本的な見直しが求められる。
参考文献:
文部科学省(2023)「学位規則(昭和28年文部省令第9号)」
文部科学省高等教育局(2003)「専門職大学院制度の創設について」
吉田文(2015)「専門職大学院における学位名称と国際認証の矛盾」『高等教育論叢』第12号, pp.55–67.
Thomas, H., & Wilson, A. D. (2011). “International accreditation of business schools: What it is, and what it is not.” Journal of Management Development, 30(10), 870–882. by ChatGTP +編集
代表 略歴
国境を超える高等教育ビジネスのスペシャリスト
(日本に居ながら海外大学院学位取得)
海外大学院に留学しないで国内で海外大学院のビジネス系学位(修士号、博士号)を取得できるスクールを20年以上運営し、直接間接含めて約1,000人前後のビジネスマンのMBA,DBA学位取得に関与した。
2002年、イギリス国立ウェールズ大学と交渉を行い、MBAジャパンプログラムを創案導入し東京で開講する。初代プログラムディレクターに就任。
退任後、2014年以降、ExeJapan Business School を設立し、欧州・アジア大学院MBA・DBA学位取得コース運営し多数の卒業生を輩出。
世界40か国でビジネス経験(教育、建築、人材、欧州委員会関連など)。
英国国立Anglia Ruskin Univ -DBA( candi)
スイスDBA
フランス・グランゼコール(ENPC-MBA)
東京大学大学院修士(教育)。
著書に『間違いだらけのMBA』 (光文社ペーパーバックス)がある。